就活中の皆さんへ 新卒編1

就活

今回と次回は、就活中の皆さんへのアドバイスを書かせてもらおうと思っています。今回は現在在学中の新卒として活動中に人向け、次回は自分も経験ある絶望的に厳しかった既卒の人向けの就活についてです。

まず、上でも書きましたが、新卒の人は既卒の人に比べてものすごく有利な就活ができていること、筆者の世代のような新卒氷河期世代と比べても、ものすごく有利な就活ができていることを頭の片隅に入れておいてもらえると、一つ一つの会社との出会いが有り難いもので、時には思い通りに行かないことがあっても、それぐらいでテンションを下げていたら、今後の本当に厳しい局面でやっていけない可能性があるぐらい考えておいて欲しいです。

少し厳しめの話から入ってしまいましたが、この15年ぐらい、新卒面接の時やOB訪問の時に学生に伝えてきたことを書かせて下さい。自分の経歴がそうだというのもありますが、自分にOB訪問を申し込んでくる学生は、王道の金融機関や商社のような志向の人ではなく、ベンチャーやコンサルからキャリアをスタートさせることを考えている人が多く、その関連の相談が多かったです。転職経験のある人や転職してなくても社会人経験が長い人から見ると当たり前の話になってしまいますが、就活時点で転職の際の注意点も頭に入れておいて欲しいので何点か書きます。

中小企業から大企業への転職は難易度が高い

自分のキャリアの中で大企業を一度は経験してみたいという人がいるなら、新卒か第二新卒で入るのがオススメです。というよりも、第二新卒と呼ばれる時代であれば、まだ可能性は低くないですが、30代に入ってから、中小企業の経験しかない人が大企業の採用で苦戦するケースがかなり多いというのが日本の現状だからです。エントリーシートで学歴によって通過率が違うことや大企業と中小企業の賃金格差が大きいことからも想像つくと思いますが、大企業の中途採用担当者が書類で落としてくることが多いのです。実際にITベンチャー時代の同僚に、かなり優秀なのに大企業経験がないことで面接にすら進めない人を数多く見てきました。ただ、後述しますが、転職しながらアグレッシブに自分の能力でキャリアを切り開いていきたい人には、大企業の社員一人一人の守備範囲の狭さやスピード感のなさが物足りなくなる可能性もあると思うので、あまりオススメではないです。

日本企業から外資系企業への転職は難易度が高い

これは上記の中小企業から大企業のように能力以前の部分で難易度が上がる話ではなく、日本企業の仕事の進め方や風土に慣れてしまうと、外資系企業の評価の厳しさや外国人上司との相性の当たり外れの大きさに順応できなくなる可能性が高いということを言っています。新卒の人目線で考えると、結果にこだわり大いに自己主張もしながら仕事を進めるのが好きなら外資系も面白い選択肢ですが、一方で本社のある国にいる外国人役員からビックリするような指示が来ることしばしばだと思いますので、日本法人配属なのであれば、ある程度の割り切りも必要になってくることは理解しておいて欲しいです。

新卒で総合系コンサルに入るのはそれなりの覚悟が必要

まず、大企業というのは一部で職種別採用を実施している企業がありますが、それ以外の多くは一括採用で新卒がどの部署に行くことなるのか分かりません。就活の時の面接では、こんな部署もありますよと花形部署の人が面接官に出てきて、君に合っているねとか言っていたのに、実際の配属は全然違う部署だということはよくある話です。ここまでは大企業共通の話なのですが、総合系コンサルは、この大企業という性質に加え、人であるコンサルタントが商品だという点が、より話を難しくしてきます。何を言っているかというと、会社としては商品であるコンサルタントには高い専門性を身につけてもらい、それをクライアントにアピールして売上を伸ばしたいという当たり前の理屈があり、その結果、新卒で配属になった部署で、できるだけ長く似たプロジェクトを回して欲しい(クライアントも似た案件の経験のあるコンサルを歓迎する)、その結果、他の大企業よりも部署異動が難しい(できたとしても経験が浅いという理由で異動先で低い評価を取ることになる)、結果として新卒配属の部署で頑張れた人が出世するという構図になっていると思っています。

これは総合系ファームがオススメではないと言っている訳ではなく、自分が応募しているファームの主要案件で絶対にNGという領域がないか(例えば会計とITの二本柱でやっているファームは多いですが、会計がNGであったりITがNGであるなら、やめたほうがいいということです)チェックしてから応募することをオススメします。コンサルに入るなら、ある程度自分の専門性(マーケティング領域だったり金融業界のような)を確立した上で30前後で門戸をたたく形もあるので、自分のやりたい領域にこだわりが強いなら後者がオススメです。

他の人よりも早くアグレッシブにキャリアを作っていくつもりなら昔ながらの大企業に入る意味は少ない

少し上でも書きましたが、アグレッシブにキャリアを形成していきたいなら、大企業は物足りなくなる可能性がある点は注意しておいて欲しいです。大企業というのは何万人単位の従業員で仕事を回しているので、当然ひとりひとりの守備範囲は狭くなる傾向があります。同じく、多くの階層があり役職があるので、意思決定にも時間がかかる傾向があります。自分が直近の転職をした理由の一つも、この守備範囲の狭さとスピード感の物足りなさでした。じっくりとキャリア形成をしたい人には手厚い教育体制や大企業ならではの多様な事業を経験できる可能性等、魅力も多いのですが、ライバルよりも早く成長したいというアグレッシブな人にはオススメしません。詳しくは新卒編2以降で書きますが、早く成長したいということであれば、若手に裁量があることが多いベンチャーか、短期間で大量のインプットとアウトプットを経験できる戦略コンサルあたりがオススメです。

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