今回は新卒就活の第二弾ということで、アグレッシブにキャリア形成したい人が最初に入るのにおススメのベンチャーや戦略ファームについて、書きたいと思います。
ベンチャー vs 戦略ファーム
意識高い学生が目指す会社としてよく出てくるベンチャーと戦略ファームについて、簡単な比較をすると、まず学生時代に勉強を結構頑張ってきた自負がある人は戦略ファームからキャリアを始めるのがおススメです。戦略ファームは学歴フィルターをしているところが多いので、せっかく勉強が頑張ってきたならその結果を戦略ファームのエントリーに使うのがいいと思うからです。逆に学生時代はそこまで勉強に力を入れてなかったけど、仕事を進める力に自信があってキャリアはアグレッシブにいきたいという人は、ベンチャーで経験を積んでからその後のキャリアアップを目指すというのがいいと思います。
どの戦略ファームを選ぶか?
常に各ファームの状況は変わっているので一概に言える訳ではないですが、自分が今までに得た情報をもとに書かせてもらうと、マッキンゼーは日本オフィス所属でクライアントが日本企業であっても、例えばシンガポールオフィスのメンバーがヘルプにくることも普通にあり、上司や同僚が外国人になることもしばしばなので、英語力がある程度高くないと普通にやっていくのが辛いです。BCGはマッキンゼーほどの英語力は求められないと聞きますが、BCG出身の人と仕事をすると、逆にIT系の力はマッキンゼーよりも上な印象です。ベインはピュアな戦略案件だけをやっていることを売りにしてます。自分も戦略ファームへの転職ギリギリの35歳の時にベインを受けるかどうか真剣に悩みました。公認会計士を取ってベインで活躍しているような人もいました。ATカーニーは出身の人と多く仕事でからみ面接でもよく会うことが多かったですが、少数精鋭で幅広い分野で活躍しているOBOGがいる印象です。この辺の基本情報と自分で各ファームの説明会で受けた印象を総合して志望するファームを選んでもらえればと思います。大事なのは、どのファームを選ぶかよりも、入ったファームで3年はサバイブするということです。もちろん体調を崩してしまった場合は無理する必要はありませんが。
どんなベンチャー企業が新卒で入るのに合っているのか?
インターンをやっていて相性がいいとか、企業の内側までよく分かっているなら、そういう材料で判断するのもいいですが、そういう材料がない場合の企業選びについて、いくつか書きたいと思います。まずはベンチャーである以上、会社のトップとの相性がいいかどうかは重要です。尊敬できる人であれば、大きな戦略から細かい指示に至るまで、モチベーション高くできますし、ベンチャー企業で長く続いている人はトップとのコネクションが強い人がやはり多いです。なので、面接で会社のトップが出てこない場合でも、入社を決める前に面談を申し込んで自分との相性を見極めるのがおススメです。規模が小さいベンチャーであればあるほど、密な関係になるため、大企業で働く場合よりも格段に人との相性が重要になってきます。次に、自分の興味ある分野が明確でない場合は、複数事業を持っている企業がおススメです。理由はシンプルで、単一事業だと新卒として色々な経験をするチャンスが少なくなり、その事業に飽きてしまった場合に転職するしかなくなるからです。あとは、新卒でも裁量ある仕事ができている先輩が多いか、部署異動は柔軟にしてもらえるのか等が重要になってくると思います。
