今回は英語について、書かせてもらおうと思います。
キャリア設計以上に計画性が必要
英語は今では小学校から勉強が始まっていますので、一般的なビジネススキルや専門性よりも早くから習得が可能な分、計画的に動かないと、後から方向転換すると多大な苦労をすることになります。筆者自身も計画性の足りなさで、かなり苦労することになりました。一般的に求人でビジネスレベルの英語力が求められている場合、英語でビジネス上の交渉ができるレベルを指すので、日本の教育である程度習得できるリーディングやリスニングに加えて、ライティングとスピーキングを強化していく必要があり、この部分をどの時期にどういう手段で強化するかの計画が必要になってきます。学生時代に強化するなら1年程度の留学をするか、国内で英語環境で学べる環境に1年以上身を置く必要があると思います。学生時代にそういう時間をとる機会がなかった場合は、国内でTOEICのような勉強はした上で、外資系企業から何とか内定を勝ち取る、もしくは総合商社のような英語を身につけられる会社に新卒で入る形が代表例でしょうか。その機会も過ぎた場合は、自力で留学をするor国内でお金をかけて身につけるという形で難易度が上がってくる形になります。
英語力があると、どんなメリットがある?
・外資系への転職が可能になり、年収アップと40代以降の転職もしやすくなる
・社内で海外系のプロジェクトや部署がある場合に異動して活躍する可能性が広がる
・英語の情報(プレゼン・本・ネット等)から知識を習得できる
場合によっては割り切りが必要
まず、前提として、ビジネス英語力を身につける環境や時間があるのであれば、身につけたほうがキャリアで年収アップ等のプラス効果があるのは明らかなので、やっておくのがおススメです。ただ、ビジネス英語力は簡単に身につくものではなく、筆者自身も十分には習得できてない状況ですので、習得に十分な環境や時間がない場合は、ある程度のレベルで止めるという割り切りも必要だと思っています。ある程度のレベルというものの一例をあげると、日本企業で昇格条件にされることがある750点前後のTOEICスコアを取得し、ビジネス会議においてネイティヴの人の言っていることが仕事に支障がでない程度には理解できる、英語プレゼンも定型的な報告であれば可能、というものです。筆者がまさにこのレベルです。司法試験に時間を使ってしまったこともあり、短期留学はしたものの、様々なものとの優先順位の中で、さらなる英語力アップに時間を投下できずに今に至ります。ただ、このレベルでも一部の外資系企業での仕事は可能ですし、キャリアで致命傷になることは避けることができると感じています。
